ー再認(照合する)からなっています。 覚えたはずなのに忘れてしまう、
というのは保持(保存する)がうまくできていないのです。
この保持は、夜寝ている間に行われることが知られています。
ですから暗記も夜寝る直前に行う方が、まだ脳内に情報が残っており、
記憶としてとどまりやすくなるのです。
教科書を1回読んだら覚えてしまうような人はうらやましいですよね。
そのような天才な人は、無いのですが歴史上はそうした天才の例もあるようです。
たとえば、浄土宗を開いたとされる法然上人は、一度読んだ本は決して忘れず、
7000巻あまりのお経を丸暗記していたと聞きます。
だからこそ、大原問答でも何千人という他宗の学者を、
たった一人で論破できたのでしょう。
暗記できるまでには、何回か反復する必要があるのが普通です。
決して1回で覚えられるとは思わないでください。
むしろ1回では覚えられなく、何回もやらなければ覚えられないものだと
思って暗記していったほうが、気持ちが楽になるだけでなく、
意識的に反復することによって、記憶にも定着しやすくなります。
また、単語の暗記についても、まず前日に暗記した内容を復習してから、
新しく単語を覚えはじめるようにしたものです目的があって手段があるのであり、
目的が分からなければ適切な手段も分からないからです。
無から有を創造できる人はいません。創造には前提となる知識が必要です。
暗記はその基礎を与えるもので、いわば材料を与えてくれるものなのではないかと
考えています。 基礎事項についてきちんと暗記していなければ、
本を読むこともままなりませんから、材料となる知識も集まりません。